今回は”ダイアトニック”の考え方についてご説明します。
ダイアトニックとは、そのキー内の音かどうか、、、ということになります。
つまり、
と呼び、臨時記号がついた音はそのキー外の音と考え、ノンダイアトニックと呼んでいます。
【ダイアトニックコード】
ダイアトニックコードとは、そのキーの音のみから作られるコードです。
キーをCで考えてみましょう。
キーがCのとき、スケールの音はCDEFGABとなり、これらの音のみでコードを作ります。
Cの上に、3度で積んでいくと、CEGBとなり”Cmaj7”ができます。
同様に、D~Bまで同じ事をすると、以下のようなコードがCメジャースケールのみで出来上がります。
他のキーでもこの順番になりますので、
Ⅰmaj7,Ⅱm7、、、Ⅶm7b5のように度数で覚えましょう。
このⅠmaj7、Ⅱm7、Ⅲm7、Ⅳmaj7、Ⅴ7、Ⅵm7、Ⅶm7b5を【ダイアトニックコード】とよんでいます。
実際に、Cのキーでダイアトニックコードのスケールをそれぞれ書き出してみましょう。
何故ラッキーか?
ダイアトニックコードのスケールは、そのキーのメジャースケールをそのコードのルートから書き出すだけ
なのです。
つまり、どこに#やbなどがつくかを考えずに、メジャースケールだけ書けばいいのです。(アボイドには注意)
ジャズのスタンダードのコード進行では、ダイアトニックコードが7~8割を占めます。
すなわち、それだけ出てくる頻度も高く、メジャースケールを使う頻度も高いわけです。
(そのキーのメジャースケールを多く使うので、そのキーに聞こえるように出来ている)
ということで今回は、
、、、と覚えるの回でした。非常に重要な事なので、是非ダイアトニックの考え方をマスターされてください。