さて、ここからは実際のスケールのお話です。
例を見てみましょう。
キーがFで、Fmaj7ですからⅠmaj7になります。
この場合はFmajorのスケールが使えるという事になります。
これをF イオニアンと呼ぶこともあります。 Fメジャースケールと同じものになります。
他の例も見てみましょう。
この場合もⅠmaj7ですから、そのままそのキーのメジャースケールが使うことになります。
これも同様にD イオニアンと呼ぶこともありますが、Dメジャースケールと同じものです。
上記のスケールが使えるわけですが、注意点が一つあります。
それは【アボイド】と呼ばれ、そのコードに対してきれいに響かない音がスケールにあります。
なぜ【アボイド】がきれいに響かないかは、倍音列、振動数の話になりますので、気になる方は物理学を勉強していただくとして、【アボイド】はそのコードの響きを阻害します。
即ち、【アボイド】を強調して使うと、
そのコードにあっていない=気持ち悪い
というサウンドになります。
つまり、今までの二つの例では、
四番目の音、ナチュラル11thという音がアボイドとなります。
アボイドの使い方
ではCmaj7がⅠmaj7のときは、アボイドの音はどれでしょうか?
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↓
↓
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4番目の音がアボイドになるので、
Fがアボイドとなります。
つまりキーがCでCmaj7のコードのときは、Fの音には注意が必要です。
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以下使い方の説明をします。
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①経過音として使う。
このように1拍めの裏で使われていますから、全く強調されていません。
こういう使い方は全く問題ありません。
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②1拍め、3拍めなど強拍で使わない。
このように1拍め、3拍めなどで使うと非常に不安定に聞こえますので、良くない使い方といえます。
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③長い音で使わない。
長い音で使うと響きを阻害するので、コードにあっていない感じに聞こえます。
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