さて、今回は○m7bロクリアンのスケールの使い方について説明します。

まず、皆さんにお伝えしなければいけないのは、フリジアン同様

アドリブしにくい

のです。


Bm7b5を例に説明していきます。

スケールは以下のようになり、CとGの音がアボイドになります。

 

まず、アボイドが2つもあるので、伸ばしたり強調できる音が少ないのです。

具体的に言えば、、、コードトーンであるB,D,F,Aとナチュラル11thのEのみです。

つまり、コードトーン以外はひとつしか伸ばしたり出来る音がないのです。

というわけで、、、

Ⅶm7b5はコードトーンを使うしかない!

と思って頂いても良いでしょう。

 

さらに、

Ⅶm7b5は分散和音的な動きがしにくい

ということがあります。

Ⅱm7はルートからナチュラル11thまで6つも音を3度で積み重ねる事が出来ましたが、

Ⅶm7b5は9度(Bm7b5ではC)がアボイドのため、セブンスまでしか=4つしか音を積む事が出来ません[E:down]

つまり、、

というような動きは基本的にはできません。

というわけで、分散和音的に動く場合は、、

くらいしか出来ません。


というわけで、基本方針は

第6章でも出てきた

基本はスケールウロウロ、、、コードトーンからコードトーンへ

です。

つまり、スケールを上がったり下がったりするわけですが、コードトーンから始めてコードトーンで終われば、たとえできる事が少なくても色々な可能性があります。

Bm7b5を例に挙げてみると、、、

このように、コードトーンからコードトーンに行くようなフレーズを歌えると、たとえ間にアボイドがあってもきれいにメロディックに聞こえるでしょう。

 

今回は、、

ロクリアンは、アボイドのため使える音が少なく、分散和音としての動きもあまり出来ないので、コードトーンをつなぐ動きをするのがよい、、、

と理解するの回でした。

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事