前章(http://adlib.tomosax.net/basic-two-five01)ではツーファイブとは、本当は ”そのキーのⅡm7-Ⅴ7-Ⅰmaj7” の意味だと説明しました。しかし、、、
目次
世間ではツーファイブはツーファイブの意味ではなく、別のものを意味する単語として使われる、、から混乱の元なのです!!!
じゃあ、世の中の人たちが使う”ツーファイブとは”何なの?
それは、世の中ではツーファイブは”4度進行”という意味で使われているのじゃ!
では、世の中でみんなが使う”ツーファイブ”=”4度進行”とはなんでしょう???
前章で少し出てきたダイアトニックコード(Cのキーで表記します)というのもがあります。
これらのコードを度数で表記すると
Ⅰmaj7 | Ⅱm7 | Ⅲm7 | Ⅳmaj7 | Ⅴ7 | Ⅵm7 | Ⅶm7b5 |
となり、これらのコードそれぞれに対し、終止形があります。その終止形を以下に示します。
Ⅱm7 - Ⅴ7 - Ⅰmaj7 |
Ⅲm7 - Ⅵ7 - Ⅱm7 |
Ⅳ#m7b5 - Ⅵ7- Ⅲm7 |
Ⅴm7 - Ⅰ7 - Ⅳmaj7 |
Ⅵm7 - Ⅱ7 - Ⅴ7 |
Ⅶm7b5- Ⅲ7 - Ⅵm7 |
これはすべてルートの動き方が完全4度で動いているので、通称”4度進行”と呼ばれます。
これら4度進行すべてを”ツーファイブ”と世間では呼んでいるのじゃ!!!
4度進行すべてをツーファイブと呼ぶと何が混乱の元でしょうか?
例を見てみましょう。
上記、4度進行2段目の"Ⅲm7 - Ⅵ7 - Ⅱm7"をツーファイブと呼ぶことも多々ありますが、3と6がツーファイブということなります。
3なのに”ツー”、6なのに”ファイブ”???
初めて見た人は3なのに”ツー”??? となって混乱するのじゃ!!!
世間では、上記6種類の4度進行をまとめて”ツーファイブ”と呼びます。
そして、6種類のツーファイブはそれぞれのコードで違うスケールを使うのじゃ!!!
それをひとまとめに”ツーファイブ”と呼ぶから、このツーファイブとこのツーファイブは、両方ツーファイブなのに全然使う音使いが違う、、、という混乱が起きるのね!!!
が重要です!!!