さて、基本編ではドリアンの音使いを説明しました。
今回は、ドリアンの基本的な動きについて説明します。
ドリアンでは6番目の音がアボイドでした。
Dm7を例にしてスケールを縦に、つまり3度積みで書き直してみましょう。
この3度の動き=分散和音的な動きが非常に重要で、ビバッププレーヤーではこのような動きがアドリブの中に多く見られます。
まず、ビバップでよく見られる”分散和音的な動き=縦の動き”を練習しましょう。
下から上がるパターンです。
ビバップでは、半音下のパッシングを入れたものもよく使われるので、そちらもあわせて練習しましょう。
(ナチュラル11まで上がるパターンも可能ですが、あまり見かけないのでここでは省略します)
補足的課題
上記のようなドリアン、エオリアンで使えるマイナーコードの分散和音的練習
のパターンを巻末に載せてあるので練習しましょう。
このようにビバップでは、Dm7を見たときに上記のように始まるフレーズやアドリブは非常に多く見られます。
では、ツーファイブ(Dm7-G7)のDm7で上記のパターンを使ってG7までたどり着く練習をしましょう。
課題 分散和音でフレーズを始める練習
最初の2拍の部分は、今回先の例で示した通り12通り練習していますから、いろいろな始め方でG7にたどり着く事が出来るようになりましょう。
例えば(このたとえばいらない、、、)、一番最初の例を使って示すと、最初の2拍は今回練習した事を使い、、3拍4拍めではG7にたどり着くようアドリブの練習をしましょう。 その際にG7には解決するように気をつけましょう。 (解決の説明はこちら)
課題カラオケ
カラオケFor C Instruments
カラオケFor Bb Instruments
カラオケFor Eb Instruments