ここからはフラット系のスケールの説明です。
いろいろありますが、使用頻度の高いものから順に説明していきます。
ミクソリディアンb2b6(フラットトゥーフラットシックス)は、フラット系の中で最もオーソドックスなサウンドです。
ハーモニックマイナーパーフェクトフィフスビロゥという名前でも呼ばれたりもしますが、ここではミクソリディアンb2b6とよび、Mixb2b6と略記します。
Mixb2b6は、その名のとおりミクソリディアンが元になっていて、ミクソリディアンの2番目と6番目がフラットしたモノです。
C7を例に説明します。
C7の2番目のDの音がフラットがついてDbになり、6番目のAの音もフラットがついてAbになりました。
アボイドは、ミクソリディアン同様、4番目のナチュラル11の音がそのままアボイドになります。
もう一つ例を見てみましょう。
A7を例にしてみます。
A7の2番目のBの音がフラットがついてBbになり、6番目のF#の音もフラットがついてFのナチュラルになりました。
アボイドは、ミクソリディアン同様、4番目のDの音がそのままアボイドになります。
このスケールの使い方ですが、もちろんスケールを上がったり下がったしてもいいのですが、チャーリーパーカーの時代から受け継がれるお決まりのフレーズがあります。
それらのフレーズは、ビバッパーはもちろん、マイケルブレッカーのような現代のミュージシャンも使うような定番のボキャブラリーとなっています。
A7Mixb2b6を例に、その定番フレーズをいくつかご紹介したいと思います。
Mixolydian b2b5 (ハーモニックマイナーパーフェクトフィフスビロウ) フレーズ集
コピー集などを練習したことのある方なら、どこかで聞いたことがあるようなフレーズばかりでしょう。
コピーしたソロの中から、いいMixb2b6のフレーズは書きとめておいて、いろいろなキーで弾けるようにするとアドリブで非常に役に立つでしょう。
では、Mixb2b6のスケールを書き出す練習をしてみましょう。
宿題:
ワークシート(問題)↓クリックしてダウンロード
ワークシート(解答)↓クリックしてダウンロード