メジャーコードでは分散和音とスケールの使い方が重要です。
基本はスケールを上がったり下がったりすることしかできません。
以下はHank MobleyのThis I Dig of Youのアドリブ例をIn Bbで示してあります。
3小節目のメジャーセブンスコードでは、5度の音からルートまで下がってまた5度まで上がっているだけですね。
このように、
基本はスケールで上がったり下がったりするだけ
というのを頭に留めておいてください。
その時に、ビーバップの人たちは”あること”をします。
それは、
半音階を入れる
ことです。
今回のテーマは、メジャーコートでスケールで上がったり下がったりするときに主に下がるときにビバッパーは半音階を入れる、、、です。
そのメジャースケールに半音階を入れたスケールのことを
メジャービバップスケール
と呼んでいます。
以下はHank MobleyのThis I Dig of Youのソロ02:22付近ををIn Bbで示してあります。
3~4小節目ではCmaj7のコードでただ下がるだけでなく、AとGの音の間に半音階があるのがわかります。
このように、ビバッパー達はスケールで(主に下がるとき)半音階を入れるということをします。
その法則ですが、3つあります。
拍のオモテで
1)ルートから下がる場合
2)ナチュラルナインスから下がる場合
3)3度から下がる場合
の3通りの半音階の入れ方です。
まずこの3通りの下がり方を初級者はよくでてくるいくつかの主なキーで、
中・上級者は12キーで練習しましょう。
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(練習課題)メジャービバップスケールをR,ナチュラル9th、3から下がる練習をする。