さて、ここまで7thコードでのディミニッシュスケールの基本的な使い方を説明しました。
このサイトはツーファイブでのスケールなどの基本的なアイディアについて説明することを主眼としていますが、HWディミニッシュスケール(コンディミ)の実践的な使い方をいくつか説明したいと思います。
1.Scrapple From The Apple
この曲の最初はコンサートでGm7 C7 が続きます。
このように同じツーファイブが続くような曲では基本的にマイナー部分は無視しても構いません。 つまり、C7一発、、ディミニッシュのパターン弾き放題、、、です。
2.ペダル的な動き
Moment's Notice の最後の部分や、This I Dig Of Youのようにベースが同じ音をキープして上の和音がダイアトニックで平行移動するような場合、、、これをサスコードとしてDimをつかいます。実際、コルトレーンのソロの中にも出てきます。 この例ではBbペダル、、つまりBb7sus一発的な感じでとらえてディミニッシュをしつこくつかっています。
3.カデンツにて、、、、。
バラードの最後やチュニジアなどの最後で、曲がとまってだらだら吹くあれです。
基本的には自分でコードを決めて自由に吹けばいいのですが、50年後半くらいにはこの
カデンツの部分でディミニッシュを吹く、、、ということがよくありました。
というのがよくあるつかい方です?
いかがでしょう???
(この章の内容は第2版となっています)