さて、前回はⅤの部分でディミニッシュの分散和音を使うというものでした。
もうひとつビーバップでよく使われるのが、オーギュメントのトライアド(=3和音)です。
ディミニッシュよりもさらに”アクがつよい”オーギュメントは、分散和音としてラインに組み込むだけで かなり特徴的なサウンドを作り出します。
では、まずオーギュメントのおさらいから、、。
オーギュメントのトライアドもディミニッシュ同様、展開するとほかの3つと同じ形になります。
各三種類のオーギュメントは対称的な形をしているので、ひとつ練習すれば三つ練習したことになります。
仮にCメジャーのキーでⅤ、つまりG7のところで使うとするならGaugあるいはBaug,D#augを使うことになります。
以下、簡単な例です。
二つの例ともⅡm7ではビーバップスケールを使用しています。 G7にたどり着いたときにはG7の分散和音を丸出して使用しています。
以下の例はコルトレーンがマイルスと某アルバムのブルースで実際にえんそうした例でず。
三曲目のDbブルースで、Ⅵ7で使っています。
1分13秒くらいのところで、ブルースの二段目の後の二小節ですね。
非常にシンプルでいい使い方です。 その前のDb7の代わりにF7をつけて3度からの下りるビーバップスケールを使用しています。
では皆様練習してみてください。