メジャーコードのアドリブの仕方の基本(=分散和音+ビバップスケール)をマスターしたら、次は
ビバッパー達のアドリブのラインに華を添える”一味”を学ぶことに力を注いでいきましょう。
そこでまず第一に学ばなければならないのは、巨匠チャーリーパーカーの演奏です。
チャーリーパーカーのメジャーコードのフレーズは、ビバップのみならずそれ以後の現代のジャズでも脈々と受け継がれています。
彼のフレーズは、サックスのみならずギターやピアノ、トランペットなど他の楽器奏者のソロでも多く見られ、まさにジャズの基本ボキャブラリーです。
以下にチャーリーパーカーがよく使用したメジャーコードのフレーズの一部を載せてあります。
テキストではたくさんフレーズを載せていますが、ここでは一部にとどめておきます。
(実践編ではルート、3度、5度、7度、それ以外の音から分けて12キーで記載されています)
最初のフレーズを、ビバップスケール、分散和音と混ぜてラインを作ってみます。
それが入るだけで一気にジャズっぽくなる強力なフレーズです。
このようにチャーリーパーカーのフレーズは、モダンジャズのエッセンスですので”一味”の基本練習はここから始めるのが良いでしょう。