ジャズの偉大な作曲家(兼プレーヤー)の一人としてセロニアスモンクがあげられます。
彼の作曲はその独創性からジャズミュージシャンに愛され、その多くがスタンダードの金字塔として今でも演奏されます。
また演奏スタイルも独特で、マイルスが自分の演奏ではバッキングしないように言った、、という話は有名ですね。
さて、1通りの有名ジャズスタンダードが弾けるようになったら、モンク先生の曲にもチャレンジしましょう。
モンク先生の曲を学ぶにはモンク先生のアルバムを順番に聞けばいいのですが、他の演奏者による私のお薦めのアルバムをいくつかご紹介しましょう。
目次
Johnny Griffin And Eddie 'Lockjaw' Davis Quintet - Lookin' At Monk
歌心のあるEddie Lockjaw Davisとハードに吹きまくるJohnny Griffinの2人のソロのアプローチが対照的で面白い名演奏。モンクの難曲の立ち向かい方をいろいろ教えてくれる名演奏としてお薦めです。
1. In Walked Bud 00:00 | マイナーのクリシェが特徴的な名曲。難易度は高くなく、比較的とっつきやすい曲。ブルーススケールなんかも
有効です。 |
2. Well, You Needn't 04:40 | マイスルとコルトレーンの演奏でも有名なモンクの代表曲。半音で上がったり下がったりするコード進行でアドリブするのが非常に刺激的な名曲。 |
3.Ruby My Dear 10:17 | コルトレーンとの演奏で有名なバラード。ツーファイブが平行移動していくのが非常に印象的な名曲。 |
4. Rhythm-a-Ning 15:02 | いわゆる循環 |
5. Epistrophy 19:00 | 激しく上がったり下がったりの難曲。コード進行を追いかけすぎずにいい演奏するのが非常に難しい難曲。 |
6. 'Round Midnight 27:44 | ジャズの名曲中の名曲。4度進行の連続だがキーが難しい。 |
7. I Mean You33:14 | モンクの中でも最もスタンダードな名曲の1つ。キャッチャーなメロディーとアドリブしやすいコード進行の中にスパイスが効いた絶妙な曲。 |
Tommy Flanagan – Thelonica
ハードバップの名手でもあり歌伴奏の名手としても活躍したFlanagan先生の80年代初期のアルバム。、最も有名な曲をあえて?外して、まあまあ有名な曲ばかりを集めた選曲。モンクの名曲レパートリーを広げたい人は要チェック。演奏内容はハードバップ的にモンクの演奏をどのように攻略したらよいかということをお手本紹介的に紹介してくれている名演奏。
1 North Of The Sunset | |
2 Light Blue 4:25 | |
3 Off Minor 9:55 | |
4 Pannonica 15:04 | |
5 Ask Me Now 22:07 | |
6 Thelonious 26:22 | |
7 Reflections 30:35 | |
8 Ugly Beauty 38:11 | |
9 Thelonica (Flanagan) 43:17 | トミーフラナガンのオリジナル曲 |
Hank Jones ( Great Jazz Trio) – Monk's Mood
トミーフラナガン先生と同じくデトロイトが生んだ3大ピアノ巨匠に数えられるハンクジョーンズ先生のモンク集。
モンクの曲に対する王道のアプローチが学べます。
1. ROUND ABOUT MIDNIGHT | |
2. BLUE MONK | Bbブルース |
3. BEMSHA SWING | よく引用に使われるあの有名なメロデイー |
4. MISTERIOSO | |
5. I MEAN YOU | |
6. Ruby, My Dear. | |
7. MONK'S DREAM | |
8. JACKIE - ING | |
9. MONK'S MOOD | 比較的演奏しやすい曲 |