ジャズスタンダードでアドリブをこれから学ぼうとしている方が、何を練習すればいい、どのような教材が必要で、どういう練習をしていけばいいのかを説明いたします。
目次
1.アドリブとは?
アドリブするってどういうことでしょうか?
例えば、スタンダード曲枯葉だったとしますよね。 まず、テーマ(メロディー)を弾きます。メロディーを弾いたら、次はアドリブが始まります。
即ち、その曲のコード進行で、本編のメロディーの代わりに別のメロディーを即興で作曲することがアドリブといえます。
このような、コード進行だけみて、メロディーを自由に作曲できるようになることが目標です。
2.アドリブには、コードがわかる必要がある
アドリブするには、最低限コードがわかる必要があります。 すなわち、コードは後ろで鳴っている基本となる和音で、基本にはメロディーはこのコードに対して作られています。 そして、初歩的な意味では、メロディーはほとんどコードトーンでできています。
fa-arrow-circle-rightメロディーを作るには、コードトーンがわかる必要がある
アドリブを勉強するときに、最低限まずコードの構成音がわかるようにしましょう。
以下にコードについての説明がありますので、コードを学びたい方は以下のリンクを参照されてください。
コード一覧
コード一覧 2
3.コードの練習をしよう!
アドリブをするにはコードの練習をしましょう。 具体的には、コードを見たときにコードトーンを弾く練習をします。
以下の動画で説明しています。
4.コードを学んだらコードトーンを使って、作曲=アドリブの仕方を学び練習する
コードを学んだら、アドリブの仕方を学び、コードを使ってどのようにアドリブするのか学んでみましょう。
以下の動画で、実際のアドリブの名演より、アドリブの仕方を学びます。
5.ブルーノートスケール 一発 から始めると、もうアドリブ人生はお先真っ暗
よく私のところに来るのは、「ブルーノート(ブルーノートスケール)一発でアドリブする、、と巷の音楽教室で習いました、、、、 どの曲でも同じアドリブになってしまうのですが、、、」というお悩み。
→ コードに関係なく、なんとなくはまるブルースのサウンドを弾いているから
→ 曲に関係なく、同じことを弾くことになるから、
→ ブルーススケールを曲で使うことはあっても、それだけでアドリブしているジャズスタンダードの名演はほぼ皆無
アドリブは、コードに対してするものです。 コードに関係なく使えるブルーススケールというアドリブの仕方もありますが、まず最初に学ばなければいけないのはコードに対するアドリブです。コード進行に対応した、アドリブの仕方を学びましょう。
6.コードがわかったら、次はそのコードで使えるスケールをつかってアドリブだ!
コードの勉強をして、文字で書かれているコードの構成音がわかったら、実際にコードトーンでアドリブしてみましょう。
それが、アドリブの第一歩になります。
そこからスケールを使ったアドリブを学んでいきましょう。
スケールが弾けるようになったら、スケールを使ったモチーフ作りや、ラインを作るアドリブの練習します。
ラインとは、何かを次の動画で説明しています。
7.アドリブできるようになったら、フレーズを覚えよう!
ジャズには、様々なかっこいいサウンド=フレーズがあります。
これらの先人たちが積み上げてきたフレーズを使うことも、ジャズの演奏では需要な要素となります。
それゆえ、フレーズ集などが本屋さんでいっぱい売られていますね?
まとめ
アドリブをするには、コードを学んだうえで、コード進行に対してメロディーを作るトレーニングをする、とまとめることができます。
今回説明したことを、もう少し詳しく実践したページが、次のツーファイブ理論講座です。
ツーファイブに限ってアドリブを詳しく説明しています。
アドリブの仕方だけでなく、ジャズの理論などもわかりやすく説明しているので、是非覗いて行ってください。
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